こんな症状はありませんか?
当てはまる症状があれば、一度ご相談ください。
鼻血(鼻出血)とは
鼻血の多くは、鼻の入口近くの粘膜(キーゼルバッハ部位)からの出血で、圧迫で止まることがほとんどです。くり返す・止まりにくい場合は、耳鼻咽喉科での処置や原因の確認が大切です。
キーゼルバッハ部位は、鼻の左右を分ける壁(鼻中隔)の入り口近くにあり、細い血管が網の目のように集まっています。粘膜の表面に近いため、ちょっとした刺激や乾燥でも出血しやすい場所です。
正しい止め方は、小鼻全体を指でしっかりつまみ、少し下を向いた姿勢で10〜15分ほど圧迫を続けることです。ティッシュを奥まで詰めすぎると、抜くときに粘膜を傷つけて再出血しやすくなります。上を向くと血をのみ込んで気分が悪くなることがあり、首の後ろを叩くことに止血の効果はないとされています。
原因
鼻をいじる・乾燥・アレルギー性鼻炎による炎症などが多い原因です。高血圧や抗凝固薬、まれに腫瘍が関係することもあります。
お子さまでは、鼻いじりやアレルギー性鼻炎による粘膜の炎症が多い原因です。かゆみで鼻をさわる、粘膜が傷つく、かさぶたが気になってまたさわる、というくり返しで慢性化しやすくなります。アレルギーの治療を行うことで、鼻血がくり返しにくくなることが期待できます。
大人では、空気の乾燥や高血圧のほか、血をサラサラにするお薬(抗血栓薬)の影響で血が止まりにくくなることがあります。まれに腫瘍などの病気が隠れていることもあるため、くり返す場合や止まりにくい場合は一度ご相談ください。
当院の検査・診断
鼻の中を内視鏡で観察し、出血している場所や出血の状態を確認します。出血をくり返す場合は、アレルギー性鼻炎などの背景にある病気や、服用中のお薬の影響もあわせて確認します。
出血している場所(出血点)が特定できると、焼灼などの的確な処置につながります。血をサラサラにするお薬を服用中の方は、お薬手帳をお持ちいただくと診療がスムーズです。
当院の治療
出血部位の焼灼(電気・薬剤)やガーゼによる止血処置を行います。背景の病気があれば、その治療もあわせて行います。
出血点が確認できた場合は、電気や薬剤による焼灼(出血している血管の表面を固める処置)を行うことで、再出血の予防が期待できます。アレルギー性鼻炎や乾燥が背景にある場合は、その治療やスキンケアもあわせてご案内します。血をサラサラにするお薬の調整が必要と考えられる場合は、処方されている医師と連携して対応します。
出血の量が多い場合や、圧迫しても止血が難しい場合は、入院設備のある連携先の医療機関へ速やかにご紹介します。顔色が悪くなる・意識がもうろうとするほどの大量出血のときは、ためらわず救急受診してください。
よくあるご質問
Q応急処置はどうすれば?
小鼻を強めにつまんで下を向き、10〜15分ほど圧迫します。止まらない・くり返す場合は受診してください。
Q鼻血をくり返します
出血部位の焼灼で改善することがあります。ご相談ください。
Q血をサラサラにする薬を飲んでいますが大丈夫ですか?
抗血栓薬(血をサラサラにするお薬)を服用中の方は、鼻血が止まりにくいことがあります。自己判断でお薬を中止せず、まずは小鼻をつまんで圧迫止血し、止まりにくい・くり返す場合は受診してください。お薬の調整が必要と考えられる場合は、処方されている医師と連携して対応します。受診の際はお薬手帳をお持ちください。