こんな症状はありませんか?
当てはまる症状があれば、一度ご相談ください。
アレルギー性鼻炎とは
アレルギー性鼻炎は、ダニ・ハウスダストなどによる通年性と、花粉による季節性(花粉症)に分けられます。くしゃみ・鼻水・鼻づまりが主な症状で、睡眠や集中力、生活の質に影響することがあります。
通年性のアレルギー性鼻炎は、一年を通して症状が続くのが特徴です。特に朝起きた直後にくしゃみや鼻水が強く出やすい(モーニングアタックと呼ばれます)とされ、寝具のほこりや布団の上げ下ろしなどが引き金になると考えられています。
症状が長く続くと、口呼吸やいびき、日中の眠気につながることがあり、お子さまでは学習や集中への影響も心配されます。「体質だから」とあきらめず、一度ご相談ください。
原因
ダニ・ハウスダスト・ペットの毛・カビ・花粉などの原因物質(アレルゲン)に対する過剰な免疫反応が原因です。アレルゲンが鼻の粘膜に付くと、体の中でヒスタミンなどの物質が放出され、くしゃみ・鼻水・鼻づまりを引き起こします。小児から成人まで幅広くみられます。
通年性でもっとも多い原因はダニです。ダニは寝具・布製のソファ・カーペットなどに多く、フンや死がいがハウスダストとなって症状の原因になります。湿度の高い時期に増えやすいため、季節によって症状の強さが変わる方もいらっしゃいます。原因を知ることが、環境整備や治療法選びの出発点になります。
当院の検査・診断
まず問診で、症状が出る時期・時間帯・場所(自宅か外出先か)、ペットの飼育や住環境などを丁寧にうかがいます。あわせて鼻内の内視鏡観察で粘膜の色や腫れ、鼻水の性状を確認し、かぜや副鼻腔炎などほかの病気と区別します。
原因を調べるには、採血によるアレルギー検査を行います。ダニ・ハウスダスト・ペット・カビ・各種花粉など、複数の項目を一度に調べることができ、結果は環境整備の重点や舌下免疫療法の適応判断に役立ちます。※ 当院では、指先からの少量採血で行う迅速検査は行っておりません。
当院の治療
治療の土台になるのは、原因のアレルゲンをできるだけ避ける環境整備です。ダニが原因の場合は、寝具にこまめに掃除機をかける・カバー類を定期的に洗う・カーペットを減らす・室内の湿度を上げすぎない、といった対策で症状の軽減が期待できます。
お薬による治療は、眠気の少ない第2世代抗ヒスタミン薬の内服や、鼻噴霧用ステロイド薬(点鼻薬)が中心です。国内の診療ガイドラインでは、症状のタイプ(くしゃみ・鼻水型/鼻づまり型)と重症度に応じた使い分けが推奨されており、当院でも生活への影響をうかがいながらお薬を調整します。
原因がダニ・スギ花粉の場合は、体質そのものの改善が期待できる舌下免疫療法も選択できます。また、お薬でも改善しない強い鼻づまりに対しては、レーザー治療などの手術が検討されることがあり、適応がある場合は連携先の医療機関(順天堂医院など)へご紹介します。
よくあるご質問
Q子どもでも治療できますか?
はい。お子さまの体質やご年齢に合わせて、内服や点鼻で治療します。
Q根本的に治せますか?
対象となるダニ・スギであれば、舌下免疫療法で体質そのものの改善を目指せます(効果には個人差があります)。
Qかぜとの見分け方は?
アレルギー性鼻炎は、水のようなサラサラの鼻水やくしゃみが長く続き、発熱を伴わないことが多いのが特徴です。かぜは数日〜1週間ほどで軽快し、のどの痛みや発熱を伴うことが多い点で異なります。見分けがつかないときは内視鏡やアレルギー検査で確認できますので、ご相談ください。
Q鼻づまりがひどく、薬が効きません
お薬の組み合わせの見直しで改善が期待できる場合があります。それでも改善しない強い鼻づまりには、レーザー治療などの手術が検討されることがあり、適応に応じて連携先の医療機関へご紹介します。